日本酒の扱い方

日本酒の保管

熱や光は大敵

日本酒は基本的に購入したらなるべく早く飲むのというのが一番良いですが、
すぐには飲まないという場合は必ず、熱や日光の当たらない冷暗所で保管するべきですね。
日本酒は基本的に酸化防止剤を使用せず、火入れといわれる加熱処理のみによって酸化を止めています。ですから、激しい温度変化を与えたり、光に当てるといったことをできるだけ避けるのが、おいしさを保ちながら保管する方法なのです。
特に日本酒は紫外線に弱く、直射日光に数時間当てただけで変色をしてしまうものもあるほどですから、風味や味わいを楽しむために、ちょっとだけ気を使ってみましょう。
もちろん生酒については火入れ（熱処理）がされていないので、必ず冷蔵保管して下さい。
開けた日本酒を保管する場合も冷蔵庫に入れて、なるべく早く飲みきって下さいね。

いずれにしても、 きちんと保管することによって、お酒の変質の進み方を遅くすることができるというだけで、変質を止めるということはできないのです。
手に入れたお酒は、なるべく早く飲むというのが一番日本酒を美味しく味わう方法だと言えるでしょう。
蔵元によっては、遅くても購入後２、３ヵ月で飲んでもらいたいというところもありますので。

瓶の色

一升瓶の多くは茶色、もしくは緑色ですね。
茶色の瓶を使うことには、中のお酒を変質させない様に光を遮るという目的があります。
緑色の瓶も、茶の瓶と同じように紫外線が通りにくいという理由から使われています。
透明の瓶やブルーの瓶については紫外線を防止するという効果はありませんが、お洒落感があって視覚的にも楽しめます。更に保管に気遣って美味しさを保ちましょう。

保管する作業も楽しい

保管についての記述をしてきましたが、
実はこのお酒は誰が来た時に飲むお酒だとか、次のイベントの時に開けようとか考えながら保管するって結構楽しいです。
ストックしてあるお酒を出してきて、眺めるだけっていうのも日本酒好きにはたまらないものがありますね。
お酒自身も「美味しいね。」と言われながら飲まれることを待っています。
美味しいお酒で楽しいひと時を過ごせると良いですよね。

手造り高級酒蔵元「勝山」のお酒